6月12日、東京・中央区の新富区民館で、無処理CTPプレートに関し、行いました。「完全無処理サーマルCTP版FUJIFILM SUPERIA ZPの技術」と題し、富士フイルムグローバルグラフィックシステムズの奥野 敬氏が講演。
奥野氏は、富士フイルムに入社し、R&Dや海外勤務を経て、現在は同社の技術部長。同社のおもにプレートに関する技術の責任者とも言えます。勉強会では、(1)省材料、(2)省工数、(3)省エネルギー、(4)省排出、(5)省ウォーターの5つの省資源を図る同社の方針や、4月に海外、5月に日本で発表した無処理サーマルプレートの新製品、無処理CTPの歴史的流れ、(1)アブレーション、(2)機上現像、(3)極性変換などの無処理CTP技術、同社の(1)高速安定画像形成技術、(2)細粒分散技術、(3)多段構造アルミ表面処理技術などを解説しました。また、7月の新聞製作技術展JANPSで新聞用無処理CTPを上市予定だそうです。
質問も飛び交い、新製品プレートの視認性や、現像処理のCTPと無処理CTPの導入の比率、「完全」無処理の意味、などの話題がでました。
(文責:中村幹)