
7月1日、東京・八丁堀のハイテクセンターで、Japan Colorに関し、行いました。「印刷認証とジャパンカラー」と題し、日本印刷産業機械工業会の内田敏夫氏が講演。ドイツのFogra PSO(Process Standard Offset)やアメリカのG7など世界の標準化動向から、ジャパンカラーの歴史、認証制度、認証取得の効果・事例紹介、課題までを紹介しました。
ジャパンカラーの対象は、プルーフと枚葉オフセット印刷で、認証数は現在369件(韓国1件)。標準印刷認証、マッチング認証、プルーフ運用認証、プルーフ機器認証の4つがあります。ジャパンカラー基準は、工業製品化のツールと捉えることができます。
今後の課題は、(1)プルーフと印刷物の数値と見た目の一致(プルーフと印刷物、プルーフとプルーフ、観察光源、メタメリズム、測定条件、算出条件、ICCプロファイル、色見本)、(2)デジタル印刷認証、などがあるそうです。
(文責:中村幹)